子どもたちは、いろんなことをやらかして
大人を怒らせる名人ですね。
ある日の授業の時、プリントを
ぐしゃぐしゃに丸めて、投げようとしていた
子どもがいました。
ふつうなら、
「せっかく作ったプリントを
何てことするんですか‼️」と
怒るところですが、
そこをグッと引いて見て、
「わぁ、こんなにぐしゃぐしゃにしたのは
どうしてなの?」と興味を持って
聞いてみました。
(決して、怒って聞かないことは
ポイントです)
その子は、ハッとしたような表情を見せて、
戸惑っているようでした。
おそらく、ぐしゃぐしゃにすることを
無意識でやっていたのでしょうね。
子どもたちはは、紙をぐしゃぐしゃにするのが大好きですから(^^)
「そっかぁ、何となくぐしゃぐしゃにするのが好きだったんだね。おもしろいもんね。」
と子どもの気持ちも分かるよと伝えてから、
「でもね、このプリント、私が
一生懸命作ったんだ〜。
ちょっと見て欲しかったなぁ。」 と
大人の気持ちも伝えます。
その後、「あなたはどうしたいの?」と
聞いてみるのはどうでしょう?
まずは、なぜそれをやったか
自分の行動を内観させる。
そこに共感する。
大人の気持ちを伝える。
「あなたはどうしたいの?」と
判断を委ねる。
こんなふうに子どもたちと接するのと、
頭ごなしに、厳しく叱るのと、
どちらが子どもたちの自発的な判断を
促せるでしょうか?
叱ってきちんと決まりを教えるのも良し。
子どもに内観させて、自発的に判断させるも
良し。
どちらでも良いのです。
あなたの心地よいのはどちらですか?
(土橋優子)