子どもの行動に関心を持ってみると…

2023-07-08

子どもたちは、いろんなことをやらかして
大人を怒らせる名人ですね。

ある日の授業の時、プリントを
ぐしゃぐしゃに丸めて、投げようとしていた
子どもがいました。

ふつうなら、
「せっかく作ったプリントを
何てことするんですか‼️」と
怒るところですが、

そこをグッと引いて見て、
「わぁ、こんなにぐしゃぐしゃにしたのは
どうしてなの?」と興味を持って
聞いてみました。
(決して、怒って聞かないことは
ポイントです)

その子は、ハッとしたような表情を見せて、
戸惑っているようでした。
おそらく、ぐしゃぐしゃにすることを
無意識でやっていたのでしょうね。

子どもたちはは、紙をぐしゃぐしゃにするのが大好きですから(^^)

「そっかぁ、何となくぐしゃぐしゃにするのが好きだったんだね。おもしろいもんね。」
と子どもの気持ちも分かるよと伝えてから、

「でもね、このプリント、私が
一生懸命作ったんだ〜。
ちょっと見て欲しかったなぁ。」 と
大人の気持ちも伝えます。

その後、「あなたはどうしたいの?」と
聞いてみるのはどうでしょう?

まずは、なぜそれをやったか
自分の行動を内観させる。

そこに共感する。

大人の気持ちを伝える。

「あなたはどうしたいの?」と
判断を委ねる。

こんなふうに子どもたちと接するのと、
頭ごなしに、厳しく叱るのと、
どちらが子どもたちの自発的な判断を
促せるでしょうか?

叱ってきちんと決まりを教えるのも良し。
子どもに内観させて、自発的に判断させるも
良し。

どちらでも良いのです。
あなたの心地よいのはどちらですか?
(土橋優子)