夏になり、プールが始まると、
子どもたちのプールバッグの置き場に
困っていました。
なんとか置けそうな場所を見つけて、
プールバッグを収納してみたら、
2歳児の子どもたちから、クレームが
来ました。
「先生、これじゃ、誰かが紐に引っかかって
転んじゃうよ。」
「この持ち手が邪魔になるんじゃない?」
そこで、私は、
「それじゃ、みんなで考えて、
しまってくれない?」
「いいよ〜。」
そんなやりとりの後、2歳児さんたちが
ひものバッグは箱に入れて、
手提げのバッグは、持ち手を向こう側に、
などと工夫して、きれいにしまってくれたのです。
2歳児さんがこんなふうにできることを
皆さんはご存知でしたか?
子どもたちには、意識も、力もあります。
「私は今、こんなことで困っているんだけど、
どうしたらいいかなぁ?」と
相談してみたら、びっくりするような答えが
返ってくるかもしれませんよ。
(土橋優子)