保育園の栄養士さんの研修を
覗かせていただく機会がありました。
子どもたちの食べる時の姿勢が悪いことや
便秘が多いことなど、
様々な問題点が挙げられていました。
小学校でもそうですが、
最近の子どもたちは、姿勢の悪い子どもが
多いと感じます。
それはどうしてかな?とよく観察してみると、
体を支えるべき足が、内反足であったり、
ハンマートゥであったり…。
これでは、足指がしっかり使えず、
体を支えられないので、姿勢もおのずと
悪くなります。
そして、姿勢が悪いから、
食事もしっかり摂れないということに
繋がっていきます。
また、食事がしっかり摂れないから、
便秘にもなりやすいともいえると思います。
体調がすぐれないと、遊び込むことができません。
このように、食の問題を俯瞰してみると、
食の部分だけを考えても、一向になおらないことも
ありうるということです。
食に限らず、何か問題が起きた時に、
目先のことだけに捉われず、
離れた視点で、その事柄を捉えると、
今まで気がつかなかったことに気づくことは
とても多いです。
「なぜ、そんなことをしたの?」
「あなたはどうしたいの?」
「私はこう思うけれど、あなたはどう思う?」
などというふうに、子どもたちにも、自分自身にも問いかけをしてみると、
案外その問題の解決法は、自分の中にあるのかもしれませんね。
(大沼 縁)