問題の本質をとらえる

2023-09-09

私たちは生きている限り、
いろいろなことが起こるし、
それに心揺さぶられて、
悩んでしまうこともしばしば。

ところで、皆さんは、どんな悩みを
抱えていますか?

それは、人さまざまですね。

子どもがやんちゃで言うことを
聞いてくれない。
パートナーとの意思疎通が
うまくいかない。
職場での人間関係が辛い。
などなど・・・。

このお悩みをよく見てみると、
必ずと言っていいほど、
「○○さんが~してくれない。」とか
「○○さんに~された。」
というふうに、必ず相手に問題があると
捉えています。

自分が正しくて、相手が間違っている。
そんな感じですね。
このままでは、解決するわけがありません。

大切なのは、問題が起こったときの
自分自身の気持ちが、どこから来ているのか?

○○さんに~されて嫌だったのは
どうしてなんだろう?
と自分自身を見つめなおすことです。

私自身も、教員をやっている中で、
ある児童が授業中騒いだり、
立ち歩いたりするのが
とっても嫌で、悩んでいた時期がありました。

けれども、コミュニケーション心理セラピー講座の中で
カウンセリングの練習をして、
その時の気持ちや、なぜそんな気持ちになったのか?を
見つめていきました。

すると、幼い頃から、長女として、
弟の面倒を見たり、
母親の大変さを目の当たりにしたりして、
自分がちゃんとしていることでしか
認めてもらえなかったという現実を
思い出しました。

ちゃんとしていることが
当たり前になっていたから、
ちゃんとしていない児童が
気になって仕方なかっただけ。

そんな自分自身に、
「よく頑張ってきたよね。」
「でも、もう頑張らなくても大丈夫だから。」
と優しく声をかけることで、
幼い頃に刻んだ心の傷を癒すことが
できたのです。

自分が癒されると、
何もしないのに、その児童が
席に座って、自分から勉強するという事象を
目の当たりにして、
すべての悩みは自分自身にあるんだなぁと
実感しました。

悩みを他人事として捉えている限り、
泥沼にはまるばかりです。

何かつまずくようなことが起こったら、
まずは、自分自身を振り返ってみては
いかがでしょうか?

コミュニケーション心理セラピー基礎講座も
お勧めです。

10/4.11.18.25  19:00~22:00
溝口恵子講師
https://cpt81.jp/1107/