『わたしはあかねこ』という絵本が
あります。
しろねことくろねこの夫婦から
5匹のねこがうまれました。
しろねこと、くろねこと、
白黒のしまねこ、ぶちねこ
そして、あかねこ。
みんなは、あかねこをみて
「かわいそうに」と心配しました。
「牛乳を飲めば白くなるかしら?」
「黒い魚をたくさん食べれば
くろくなるかしら?」
「黒い魚をたくさん食べれば
くろくなるかしら?」
おとなたちは、あかねこが
しろねこやくろねこになるようにと
必死で願います。
もう一冊『たいせつなこと』という絵本が
あります。
Amazonの紹介文にはこう書いてあります。
空、風、雪、雨、花、虫、毎日使っているスプーンや靴、
そんな当たり前すぎてつい見過ごしている、
自然やモノと人とのかかわりを、
即物的な目で丹念に捉えなおす。
さらにこの絵本には、その先がある。
そのモノがそのモノであるために大切なことは何かを、
ずばっと言い当て、なるほどと納得させる。
大切なことは、誰かと比べて
どうかなんていうことではなく、
じぶんがじぶんであること
だって、自分で選んできたのだから。
(大沼 縁)