子どもらしさってなんでしょう?

2024-01-28

わが子は子どもらしい子どもであって欲しいと願います。

子どもらしさってなんでしょう?

大人から見て育てやすい子どもとか、
聞き分けの良い子という
大人の経験というフィルターを通しての子どもらしいになっていませんか?

今年は元旦から、能登半島の地震という
大きな災害に見舞われました。
現地では、まだまだ通常の暮らしに
戻ることができない方も
たくさんいらっしゃると思います。

毎日の報道でも、このことが
取り上げられていますが、
長引く避難所生活の中で、
赤ちゃんや小さいお子さんを抱えた
お母さんが、
「子どもを泣かせないように、
騒がせないように。」
気を使っている姿を見て、
心が痛くなります。

赤ちゃんは泣くことで訴えているし、
子どもたちは、どんな状況であろうと、
今この時を精一杯生きていて、
その命を輝かせて成長しています。

同じようなことは、
葬儀の際にも見かけます。
棺のそばで、無邪気に遊ぶ
子どもたちを見て、
「静かにしなさい。」と
注意してしまいます。

確かに、場をわきまえることは
大切なことかもしれませんが、
別の角度から見ると、
こんな時こそ、生きているということの
素晴らしさ、命の輝きを
子どもたちは教えてくれているのでは?
と感じます。

もちろん、不安や悲しみの中にいる方々に、
それを言うことはできません。

緊急事態がひと段落したら、
子どもらしさを押し殺して
頑張ってきた子どもたちや

お母さん方に、
「よく頑張ってくれてありがとう。」
と心からの気持ちを伝えて、
思い切り遊べる場や時間、
思い切り緩める場や時間を
プレゼントしたいですね。

(大沼縁)