私たちは、1人として同じ人間はいません。
違っていて当たり前!
なのに、なぜか、その違いがトラブルの元になることが多いですね。
「なぜ、あの人はこんなことをするんだろう?」
「私はこんなふうにしたかったのに、なぜ分かってくれないんだろう?」
自分の考え方が普通で、あの人は間違っているのでしょうか?
いいえ、誰もが自分の中では最高だと思っていることなんです。
人はみんな、自分が正しいと思っているから、相手を受け入れることができません。
けれども、相手は自分とは違う存在だと思って接すると、「まぁ、そんなこともあるよね。」というふうに捉えることもできます。
違いを認めた上で、あの人はなぜそんなふうに考えたのかを自分なりに考えたり、直接聞いてみたりしてコミュニケーションを取って、相手の立場や考え方を知る努力をする事が大切ではないでしょうか。
日本人は古事記の時代から、ずっとそうしてきたんですね。
私たち日本人の中に流れているやまとごごろを大切にしていきたいですね。
(大沼 縁)