校門をくぐれない新一年生

2024-04-21

この時期、新入生たちにとっては、
緊張でクタクタになっている頃
かもしれませんね。

この時期は、校門から中に入れなくて、
大泣きしている新一年生を
よく見かけます。

わが家の3人の子どもたちを見ても、
長男は、環境の変化に弱く、
慣れるのに時間がかかりました。
そして、いわゆる元気な子どもからの
イタズラの対象にもなって、
いろんなことをされて帰ってきました。

イジメだ!と思わないでくださいね。
仲良くなるための距離の縮め方の
ひとつなんですよね。

そして、2人目の長女は、
お兄ちゃんが学校に行くのを
羨ましがっていたので、
入学が楽しみでワクワクしていました。

3人目の次男は、
入学式の当日から、友達をたくさん作って
元気に遊んでいました。

こんなふうに、我が子を見ても三者三様。
全然違います。

今から考えると、これって、
母親である私の不安と比例しているなと
思うんです。

長男は線が細く、とにかく新しい環境に
慣れるのに時間がかかる子どもでしたから、
私も不安な思いで、送り出していました。

けれども、2人目からは、
なんの心配もしていませんでした。
「楽しくやっておいで〜。」と
手放した感じ。

そうなんです。
子どもの気持ちとお母さんの気持ちが
リンクしてしまっているんですよね。

「あー、この子はうまくやっていけるかしら?」と不安に思っていると、
子どもは、それを受け取って、
不安な気持ちが強くなりますね。

だから、お母さんが、
「大丈夫。この子は、自分の力で
慣れていく!」とデーンと構えていると、
その子のペースで、慣れていくのです。

多少泣いて帰ってこようが、
オドオドしないこと。
「そっかぁ、それは悲しかったね。
でも、そんな時は、やめて!って
大きな声で言ってごらん,」と
よく長男を励ましていました。

そうしていれば、必ず慣れていきます。
信じて見守る。
ここは、我が子を見守りつつ、
お母さんも楽しむことも
大切かもしれませんね。
(大沼 縁)