自分の名前から感じること

2022-11-12

私たちは、自分のことをよく分かっているようで、
実は、よく分っていないのです。

ですから、言葉にしてアウトプットしていくと、
意外に書けないことがよくあります。

ひとつ簡単なワークをシェアしますね。
自分の名前をひも解いてみるのです。

例えば、私の名前「つちはしゆうこ」なら、
つきを
ちからに
はるかまで
しずかに
ゆっくり
うごいていって
こんきよく

生きています!
という感じです。

思いつくままに、自分の名前に当てはめて、
言葉を探していくと、
すごくしっくりくる言葉が
自然と見つかるものです。

これは、子どもたちにやってみてもおもしろいです。
子どもたちは、意味を繋げずに感覚で書いていくので、
とても面白いですよ。

こんなふうに、名前って、自分がその時
どんなふうに生きたいか?を表しています。
迷ったときに思い出せるように、
自分の名前の中に、ちゃんと地図を
描いてきているのです。

嫌なことがあった時、どうしたらよいのか
迷ってしまうことがありますね。

こんな時に、この名前のワークをやってみると、
「あ!これなら、もう少し頑張れそうだ。」とか
「こんな自分なら休ませてあげよう。」
「頑張るのはやめよう。」
という感じで、自分の状態を知って、
どの方向に進めばいいのかを
自分の名前から決めることができるのです。

このワークは、自分が元気な時と
そうでない時では、出てくる言葉も違います。

ですから、ワークを通して感じたことを
実践してみると良いのです。

例えば、休むことを選んだ時、
自分は前に進めず止まってしまっていると
焦る気持ちになるかもしれません。

けれども、休むことによって、
見えてきた別の道を歩むことを
すでにやっていることになります。

ですから、どの道を選んでも、間違いなんて
ひとつもないのです。

大切なのは、自分自身で選んで決めるということ。

人に言われた道を歩んで、うまくいかなかったら、
人のせいにしたくなってしまいますからね。

例えば、自分で決めた道を進んでも、
うまくいかなかったときは…。
そうなんです!
また自分で選びなおせばいいだけなんです。

迷ったときには、自分の名前に聞いてみる。
大人も子どもたちもやってみるのを
お勧めします。

そして、このワークは、
ひとりでやるのも良いですが、
グループでやるのもお勧めです。
それぞれの感じたことをシェアし合うことで、
それぞれの想いが響きあって、
どんどん膨らんでいきます。

正解不正解でジャッジするのではなく、
相手の想いを受け止め、応援する。
そんな練習をしていくうちに、
平和な感覚がその場全体に広がり、
育っていくのです。

大人のワークショップでも、
子どもたちの学校のクラスでも
ぜひやってみてくださいね。

実践してみた結果をシェアしていただけたら、
とてもうれしいです。
(土橋優子)